このセクションのまとめ
・積みゲー消化の特効薬。デスクに座る気力がなくても、ベッドが戦場になる。
・「バッテリー倍増」は伊達じゃない。電源を探すストレスから解放された。
・これは携帯ゲーム機ではない。手のひらサイズの「高性能Windows PC」だ。
Steamのセールで買った、数々の名作ゲームたち。 あなたのライブラリに、「積みゲー」 として眠っていませんか?
「やりたい気持ちはある。でも…」
仕事から帰ってきて、またデスクに向かい、 重い腰を上げてPCの電源を入れる。 その 「プレイまでのハードル」 が、あまりにも高すぎるのです。
「ASUS ROG Ally X(アールオージー エイライ エックス)」
これは単なる携帯ゲーム機ではありません。 あなたのPCゲームライフを、場所という呪縛から解き放つ 「解放の鍵」 です。
布団の中で、ソファの上で、あるいは旅先のホテルで。 「サイバーパンク2077」が手元でヌルヌル動く。 これはもはや、魔法と言っても過言ではありません。

1. 「X」の名は伊達じゃない。弱点をすべて克服した進化
このセクションのまとめ
・バッテリー容量が衝撃の2倍。AAAタイトルも数時間遊べる驚異のスタミナ。
・メモリ24GBの暴力。重いゲームもサクサク動き、カクつきとは無縁。
・大人の「黒」。グリップ感が向上し、手垢も目立たない洗練されたボディ。
初代ROG Allyも素晴らしい端末でしたが、 唯一にして最大の弱点がありました。それは「バッテリー持ち」です。
しかし、この新型「ROG Ally X」は違います。 なんと、バッテリー容量が単純計算で「2倍」 になりました。
これまでの携帯ゲーミングPC(UMPC)は、 「ハイエンドゲームを遊ぶなら1時間が限界」という常識がありました。
しかし、Ally Xは平気でその壁を超えてきます。 高画質なオープンワールドゲームを遊んでも、 没頭して気づいたら数時間経っていた、なんてことがザラにあります。
「充電ケーブルに繋がないと不安」というストレスからの解放。 これこそが、モバイル機器における正義です。
さらに、内部スペックも凶悪です。 メモリは驚異の 24GB を搭載。
一般的なゲーミングPCでも16GBが主流の中、 手のひらサイズのマシンにこれだけのメモリを積む意味。 それは、「VRAM(ビデオメモリ)への割り当て余裕」 です。
最新のゲームはVRAMを大量に消費しますが、 Ally Xなら余裕でカバー。 カクつきやフリーズとは無縁の、快適なゲーム体験が約束されています。
そして、デザインの変更も見逃せません。 今回は 「プレミアムなブラック」 に統一されました。
旧型の白も素敵でしたが、やはり手垢や汚れが気になりました。 引き締まった黒いボディは、所有欲を満たすだけでなく、 再設計されたグリップ形状と相まって、手に吸い付くようなホールド感 を提供してくれます。

2. SwitchやPS Portalとは「格」が違う。これはWindowsだ
このセクションのまとめ
・中身は完全な「Windows 11」。Steam以外も全部動く自由度の高さ。
・「ゲーム機」ではなく「PC」だから、MOD導入も日本語化も思いのまま。
・いざとなればExcelも動く。緊急時の仕事用PCとしても使える(使わないけど)。
「Switchみたいなもんでしょ?」 「PS Portalと何が違うの?」
そう思っているなら、認識を改めてください。 これは、コントローラーが生えた「Windows 11搭載PC」 です。
PS Portalは、PS5がないと何もできません。 Switchは、任天堂のソフトしか遊べません。
しかし、ROG Ally Xは 「自由」 です。
Steam、Epic Games Store、Xbox Game Pass、GOG Galaxy… あらゆるPCゲームプラットフォームに対応しています。
「Steam Deck」も競合として優秀ですが、 あちらはLinuxベースの独自OSゆえに、 他ストアのゲームを遊ぶには少々手間がかかります。
Ally Xなら、Windows対応のソフトなら何でも動きます。 懐かしの同人ゲームも、エミュレーターも、 なんなら ExcelやPhotoshopだって動きます。
Bluetoothキーボードとマウスを繋ぎ、モニターに出力すれば、 それはもう 「高性能なデスクトップPC」 そのもの。
「旅行先で急に仕事のメールを返さなきゃいけない」 そんな絶望的な状況でも、Ally Xがあれば何とかなります。 まあ、せっかくの休日に仕事なんてしたくありませんが、 「いざとなれば仕事もできる」という万能感 が、所有者の心をくすぐるのです。
3. 「最高の相棒」と組み合わせれば、そこは映画館になる
このセクションのまとめ
・ARグラス「XREAL Air 2 Pro」との相性が異常に良い。
・ケーブル1本で「130インチの大画面」あお向けプレイが完成する。
・ここまですれば、もはや「堕落」の極み。最高のインドア体験。
ROG Ally X単体でも7インチの美しい画面を楽しめますが、 私が提案したい 「究極のインドアスタイル」 があります。
それは、ARグラス(スマートグラス) との組み合わせです。
特におすすめなのが 「XREAL Air 2 Pro」。 これをType-Cケーブル1本でAlly Xに繋ぐだけで、 目の前に 130インチ相当の巨大スクリーン が出現します。
想像してみてください。 ベッドに仰向けになり、天井を見上げる体勢のまま、 目の前には映画館クラスの大画面で、最新のPCゲームが広がっている。
重たい本体を持つ必要すらありません。 ただコントローラーとしてAlly Xを握り、リラックスするだけ。
「寝転がりながら、大画面でエルデンリング」 この背徳感と没入感は、一度味わったら元の世界には戻れません。
また、長時間プレイのお供には、 100Wクラスの急速充電器(Ankerなど)も必須です。 純正のアダプターも良いですが、コンパクトなGaN充電器があれば、 家中どこでも、バッテリー残量を気にせず「無限プレイ」が可能になります。
まとめ:14万円は「自由」へのチケットだ
このセクションのまとめ
・高い買い物ではない。高性能PCを持ち歩くコストと考えれば破格。
・積みゲーという「心の負債」を返済する唯一の手段。
・迷っている時間があるなら、今すぐポチって週末を冒険に使え。
ASUS ROG Ally Xの実売価格は、約14万円。 「ゲーム機に14万?」と尻込みするかもしれません。
しかし、思い出してください。 これは 「最新スペックのゲーミングPC」 なのです。
同等の性能を持つラップトップPCを買おうと思えば、 もっと高く、重く、場所を取るでしょう。
それを、ポケット(には入りませんが)に入れて持ち運べる。 自分の好きな場所、好きな体勢で、最高のゲーム体験ができる。
積みゲーを消化できずに「やらなきゃ…」とプレッシャーを感じ続ける日々から、 「次は何を遊ぼうか!」とワクワクする日々へ。
この14万円は、あなたの止まっていた時間を動かす、 「自由へのチケット」 だと考えてください。
さあ、ホコリを被ったSteamライブラリを解放する時が来ました。 ROG Ally Xと共に、終わらない冒険の旅に出かけましょう。



コメント