【レビュー】「テレビ権争奪戦」に負けたお父さんへ。PlayStation Portalは3万円で買える「自由」です

ガジェット

1. せっかく買ったPS5、ただの「高級な置物」になっていませんか?

この記事のまとめ

  • 家族にテレビを占領されて、PS5が起動できない悲しみ。
  • PlayStation Portalがあれば、テレビ不要でどこでも遊べる。
  • これは単なる周辺機器ではない。パパの「聖域」を作るデバイスだ。

「パパ、YouTube見たいからテレビ貸して」

休日の昼下がり、あるいは仕事から帰ってきた夜。 そう言われて、泣く泣くコントローラーを置いた経験はありませんか?

リビングの大画面テレビは、家族みんなのもの。 お父さんのゲーム時間は、常に「テレビ権争奪戦」という厳しい戦いに晒されています。

結果、せっかく苦労して手に入れたPS5が、ホコリを被った「高級な置物」になってしまっている…。

そんな全国のお父さんたちへ。 ついに、救世主が現れました。

その名は、「PlayStation Portal リモートプレーヤー」(以下、PSポータル)。

これさえあれば、もうテレビの前で小さくなる必要はありません。 家族がテレビでバラエティ番組を見ていても、あなたは手元で『FF7 リバース』や『モンハン』の世界に没頭できるのです。


2. ただのモニターじゃない。PSポータルの正体とは?

このセクションのまとめ

  • これは携帯ゲーム機ではない。「PS5を遠隔操作する」専用機。
  • コントローラー機能はDualSenseそのもの。振動もトリガーも完全再現。
  • 8インチの大画面は、スマホとは比較にならないほど見やすい。

「これって、新しいPSPみたいな携帯ゲーム機?」 そう思う方もいるかもしれませんが、少し違います。

PSポータルは、「PS5をWi-Fi経由で遠隔操作するためだけのデバイス」です。 ソフトを入れるスロットもなければ、これ単体でゲームが動くわけでもありません。

しかし、だからこそ「PS5体験」をそのまま持ち運べるのです。

DualSenseの機能が「そのまま」

スマホのリモートプレイで一番萎えるのは、操作性の悪さと、あの素晴らしい振動(ハプティックフィードバック)がないことでした。

PSポータルは、PS5のコントローラー(DualSense)を真っ二つにして、画面をくっつけたような形状をしています。

つまり、操作感はPS5そのもの。 弓を引き絞る時の重さ(アダプティブトリガー)も、氷の上を歩く時の繊細な振動も、すべて完璧に再現されます。

老眼にも優しい「8インチ液晶」

スマホの小さな画面で、RPGの細かい文字を読むのは辛くないですか?

PSポータルの画面は8インチ。 Switch(有機ELモデル)の7インチよりもさらに大きく、文字もハッキリと読めます。

この「1インチの差」が、没入感に天と地ほどの差を生むのです。


3. パパゲーマーの「生存戦略」としての活用法

このセクションのまとめ

  • リビングで家族団欒しながら、自分はモンハン。平和な世界がここに。
  • 寝室のベッドが、最高のゲーミングルームに早変わり。
  • 「寝落ちする寸前まで遊ぶ」という、背徳的な幸福感。

実際にPSポータルを導入して、私のゲームライフは激変しました。

リビングが「平和」になる

以前は、私がテレビでゲームを始めると、妻や子供から冷ややかな視線を感じていました。

でも今は違います。 妻がドラマを見ている横で、私はPSポータルでレベル上げ。

「ねえ、この俳優さんカッコよくない?」 「うん、そうだね(手元ではドラゴンと死闘中)」

会話に参加しつつ、ゲームも進める。 これぞ、家庭円満と趣味を両立させる「パパの最適解」です。

ベッドの中が「天国」になる

もう一つの最高な使い方が、「寝転がりプレイ」です。

一日の終わり、布団に入ってからの30分。 重たい腰を上げてリビングに行く必要はありません。

枕元にあるPSポータルを手に取るだけで、そこはもうハイラルの大地であり、宇宙の果てです。

眠くなったら、スリープボタンを押してそのまま夢の中へ。 この「寝落ち寸前まで遊べる幸福感」は、一度味わうと抜け出せません。


4. 買う前に知っておくべき「弱点」

このセクションのまとめ

  • Wi-Fi環境が命。自宅のルーターが弱いとカクつく可能性あり。
  • Bluetoothイヤホンが使えない。有線か専用イヤホンが必要。
  • 外出先でのプレイは、回線次第では厳しいことも。

もちろん、完璧なデバイスではありません。 購入前に必ず知っておくべき注意点があります。

Wi-Fi環境に依存する

PSポータルは、映像を常にストリーミングしています。 そのため、自宅のWi-Fi環境が貧弱だと、画質が荒れたり、操作が遅延したりします。

基本的には「自宅のWi-Fi」で遊ぶものと考えてください。 (5GHz帯のWi-Fiに接続すれば、アクションゲームでも違和感なく遊べるレベルです)

Bluetoothイヤホンが使えない

これが最大の謎仕様なのですが、一般的なBluetoothイヤホン(AirPodsなど)は使えません。

音を聞くには、

  1. 本体のスピーカーから出す
  2. 有線イヤホンをジャックに挿す
  3. ソニー独自の「PlayStation Link」対応イヤホンを使う

のいずれかになります。 個人的には、100均の有線イヤホンでも十分ですが、ワイヤレス派の人は注意が必要です。


5. 在庫状況:見つけたら「即確保」が鉄則

このセクションのまとめ

  • 発売から時間が経っても、依然として品薄状態が続いている。
  • 「あとで考えよう」は命取り。在庫がある時が買い時。
  • 転売価格には注意。定価(約3万円)であることを確認しよう。

PSポータルは、発売以来、世界中で爆発的な人気を誇っています。

「リモートプレイ専用機なんて誰が買うの?」という前評判を覆し、「こういうのを待っていたんだよ!」という潜在需要がいかに大きかったかを証明しました。

そのため、現在も品薄状態が続いています。 Amazonや楽天で定価の在庫を見つけたら、それはラッキーです。

迷っている間に売り切れてしまうので、「在庫あり」の文字を見たら、反射的にカートに入れることをおすすめします。

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6. まとめ:3万円で「自由な時間」を買おう

この記事のまとめ

  • PSポータルは、パパゲーマーに残された最後の希望。
  • テレビに縛られない生活は、想像以上にストレスフリー。
  • 3万円は安くないが、得られる「自由」を考えれば実質無料。

たかが周辺機器に3万円。 確かに安くはありません。

でも、考えてみてください。 この3万円で、「家族に気兼ねなくゲームができる時間」「場所を選ばない自由」が手に入るのです。

テレビの前で小さくなっていたあの日々は、もう終わりです。

これからは、リビングで、寝室で、トイレで(?)。 好きな時に、好きな場所で、最高のゲーム体験を味わってください。

PlayStation Portalは、忙しい現代のパパゲーマーに贈られた、最高のギフトなのです。

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