コーヒーの味、なんとなく「感覚」だけで淹れていませんか?
「今日は美味しく淹れられた!」 「あれ、昨日はもっと香りが良かったのに……」
そんな「味のバラつき」にモヤモヤしているなら、原因は間違いなく「重さ」と「時間」の管理不足です。
美味しいコーヒーの方程式は、実はとてもシンプル。 豆の量、お湯の量、そして注ぐ時間を正確に測ること。 それだけで、あなたのコーヒーは劇的に、そして確実に美味しくなります。
ただ、キッチンに無骨な計量器や、キッチンタイマーをゴチャゴチャと置きたくないですよね。 僕たちが求めているのは、機能性だけでなく、置いてあるだけで心が躍る「美しい道具」です。
そんな理系脳のガジェット好きに送る、最適解。 それが、TIMEMORE(タイムモア)の「Black Mirror Basic 2」です。
【この記事のまとめ】
- 感覚に頼らない: 「重さ」と「時間」を制するものが、コーヒーの味を制する。
- デスクに合う: ガジェット好きの心を掴む、ミニマルで美しい「黒い板」。
- Black Mirror Basic 2: デザインと高機能を兼ね備えた、現代のコーヒースケールの決定版。
Black Mirrorのデザイン美(ガジェット視点)
箱を開け、本体を取り出した瞬間、思わず息を呑みます。 そこにあるのは、何の装飾もない、ただの「マットブラックの板」。
電源が入っていない状態では、ディスプレイすら存在しません。 「ステルスディスプレイ」と呼ばれるその仕様は、電源を入れて初めて、黒い筐体の奥からLEDの数字がふわりと浮かび上がります。
この「必要な時だけ情報が見える」という美学。 まるで近未来のデバイスを手にしているような高揚感があります。
【デザインのポイント】
- ステルスディスプレイ: 電源オフ時はただの黒い板。オンでLEDが透過する未来感。
- 物理ボタンゼロ: すべてがタッチ操作。凹凸のないフラットな天面は掃除もしやすい。
- 質感: 指紋が目立ちにくいマットな質感で、HHKBやMacbookの隣に置いても違和感ゼロ。
サイズ感も絶妙です。 サーバーとドリッパーを乗せても余裕があり、かといって大きすぎない。 スクエアな形状は、キッチンの棚に立てかけておくだけで「インテリア」として成立します。
ロゴすらも主張せず、極限までシンプル。 「モノトーンで統一されたデスク」でハンドドリップをする人にとって、これ以上の選択肢はないでしょう。 所有欲をこれほどまでに満たしてくれるスケールは、他にはありません。
機能性(数値化する快感)
もちろん、見た目だけではありません。 中身は、コーヒーを淹れるためだけに特化した「精密機器」です。
まずは基本スペック。 0.1g単位の高精度計測が可能です。 コーヒー豆を15.0gきっちり測る。そのコンマ1桁のこだわりが、味の解像度を高めます。
そして最大の特徴が「デュアル表示」。 左側に「時間(タイマー)」、右側に「重さ(ウェイト)」が同時に表示されます。
もう、スマホのストップウォッチアプリをわざわざ起動する必要はありません。 一つの画面で、時間経過と注湯量を同時にモニタリングできる。 この快適さを一度味わうと、二度と普通のキッチンスケールには戻れません。
【機能のポイント】
- 0.1gの超高精度: 豆の量もお湯の量も、誤差なく完璧にコントロールできる。
- デュアル表示: 「時間」と「重さ」を同時表示。スマホ不要でドリップに集中できる。
- Basic 2の進化: 新たに搭載された「流量検知」で、注ぎの技術すらも可視化する。
特筆すべきは、Basic 2から搭載された「流量検知機能」です。 これ、変態的(褒め言葉)な機能なんですが、ボタンを押すと「現在、毎秒何グラムのお湯を注いでいるか(g/s)」が表示されるんです。
「蒸らしの後は、もっと細く、静かに注ぎたい」 そんな感覚的なテクニックを、「毎秒1.5gのペースで注ぐ」というふうに数値で管理できる。 ここまでくると、ドリップはもはや「実験」です。理系脳にはたまりません。
使い勝手(ストレスフリーな操作感)
毎日のルーティンで使う道具だからこそ、使い勝手は最重要です。 Black Mirror Basic 2は、その点でも**「わかってる」**機能が満載です。
一番のお気に入りは「オートタイマーモード」。 スタンバイ状態でドリップを開始する(お湯を注ぐ)と、重さの変化を感知して自動でタイマーがスタートします。
「お湯を注ぎながら、タイマーのボタンを押す」 このちょっとした動作がなくなるだけで、ドリップへの集中力が段違いに上がります。 最初の1滴を注ぐその瞬間に、ただ集中できるのです。
【使い勝手のポイント】
- オートタイマー: 注湯開始と同時に計測スタート。押し忘れのストレスから解放される。
- USB-C充電: 乾電池は不要。スマホと同じケーブルでサクッと充電できる現代仕様。
- シリコンパッド: 付属の耐熱パッドで、熱いサーバーを置いても滑らず、本体も傷つかない。
充電ポートはもちろんUSB Type-C。 デスク周りの充電環境をType-Cで統一している人にとって、microUSBケーブルをこれのためだけに探すなんてナンセンスですよね。 1回の充電で長時間持つので、バッテリー切れの心配もほとんどありません。
表面はフラットですが、付属のシリコンパッドを敷くことで、サーバーの滑り止めになります。 防水・耐熱性もあるので、万が一お湯をこぼしても本体を守ってくれる安心感。 黒いパッドは本体デザインと一体化していて、美観を損なわないのもポイントが高いです。
また、Basic 2になって「物理的な電源スイッチ」がサイドに追加されました。 タッチセンサー特有の「誤って触れて電源オン」を防げる。 移動や収納の際に、完全に電源をカットできるのは地味に嬉しいアップデートです。
まとめ
コーヒーは、自由な飲み物です。 でも、その自由を楽しむためには、まず「基準」が必要です。
TIMEMORE Black Mirror Basic 2 は、あなたの淹れるコーヒーに「正確な数値」という基準を与えてくれます。 昨日の自分と同じ味が出せる。 あるいは、数値を少し変えて、もっと好みの味を探求できる。
それは、感覚だけで淹れていた頃には見えなかった「新しいコーヒーの世界」です。
なにより、この真っ黒で美しい板の上にサーバーを置き、数字がカウントアップされていく様を眺める時間は、至福のひとときです。 キッチンに立つたびに、「かっこいいな」と思える道具を使う。 それだけで、朝の一杯が特別なものになります。
感覚ではなく「数値」で淹れる。 それが、現代のガジェット好きが選ぶべき、コーヒー道の正解です。



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