「モバイルバッテリーなんて、ただの充電器でしょ?」 「黒くて四角い箱ならなんでもいい」
もしあなたがそう思っているなら、今すぐこの記事を閉じて、数百円の黒いプラスチックの塊を買いに行ってください。
でも、もしあなたが……
「ガジェットは見た目が9割」だと信じているなら。 映画『ブレードランナー』や『攻殻機動隊』の、あの汚くて美しいネオンの光に憧れたことがあるなら。
ようこそ、こちらの世界へ。
今日紹介するのは、充電するたびに脳汁が出る、世界一美しいモバイルバッテリーです。
これはただの電源ではありません。 サイバーパンクな世界観を、現実のカフェのテーブルに召喚する「装置」なのです。
Shargeek 170のデザイン:これは「家電」ではない、「装備」だ
【このセクションのまとめ】
- 内部の基盤が丸見えの「完全スケルトン」ボディが美しすぎる。
- 電流の流れを可視化するスマートディスプレイは、もはや「メーター」。
- この見た目でIP66防水。SF映画の小道具のようなタフさを実現。

箱を開けた瞬間、思わず「うわっ……」と声が出ました。かっこよすぎて。
SHARGE(シャージ)の「Shargeek 170」。 その最大の特徴は、あまりにも潔い「完全スケルトン」のデザインです。
見てください、この透明なプリズム形状のボディを。 中には紫色のバッテリーセルが整然と並び、それを制御する黄金色の基盤やチップが、恥ずかしげもなくすべてを晒しています。
通常のメーカーなら「隠したい」と思う部分を、あえてデザインの主役に据える。 この「メカメカしさ」こそが、我々ガジェットオタクが求めていたロマンです。
単に「あと何%」と数字が出るだけではありません。 出力電圧、電流、そして「あと何分で充電が終わるか」までが、鮮やかなグラフィックで表示されます。
ケーブルを繋いだ瞬間、数字が跳ね上がり、電力が「流れていく」様子が可視化される。 見えないはずの「エネルギーの移動」が見える。 ただスマホを充電しているだけなのに、まるで宇宙船のコクピットでエネルギー充填率を確認しているような高揚感があります。
「充電中、意味もなく数値を眺めてしまいます。これはバッテリーではなく『メーター』です」
さらに驚くべきは、この繊細な見た目で「IP66」の防塵防水性能を持っていること。 スケルトンのガジェットといえば「水に弱い」が定説でしたが、Shargeek 170は違います。
雨の日の屋外でも、キャンプ場のとつぜんの通り雨でも、この美しい基盤は守られます。 「繊細そうに見えて、実はタフ」。 このギャップ、SF映画の主人公が使う装備そのものじゃないですか?
実用性もモンスター級:ROG Ally XもMacBookも「瞬殺」で満たす
【このセクションのまとめ】
- 合計最大170Wの出力で、ノートPCとスマホを同時急速充電。
- バッテリー食いのROG Ally Xも、これがあればプレイ時間が倍増。
- 本体充電も140W入力対応。朝のわずかな時間でフルチャージ完了。
見た目だけの「イロモノ」だと思いましたか? いえいえ、こいつの本当の恐ろしさは、その「暴力的なまでのパワー」にあります。
名前の通り、合計最大170Wという驚異的な出力を誇ります。 これは、MacBook ProなどのハイエンドノートPCを急速充電しながら、同時にiPhoneやiPadも最速で充電できてしまうレベル。
特に相性が抜群なのが、最近話題の携帯ゲーミングPC「ROG Ally X」です。
ROG Ally Xは素晴らしいハードですが、AAAタイトルを遊ぶとバッテリーがあっという間に溶けます。 しかし、Shargeek 170があれば話は別。
カフェでROG Ally Xを取り出し、このバッテリーに接続する。 ディスプレイのワット表示がグングン上昇していくのを見ながら、ゲームの続きをプレイする。
「外部電源、接続。エネルギー供給、安定」 そんな脳内ナレーションが聞こえてきそうです。 このバッテリーがあれば、長時間のフライトも新幹線の移動も、最強のゲーミング環境に早変わりします。
そして、個人的に一番感動したのは「バッテリー本体への充電速度」です。 24000mAhという大容量なのに、なんと最大140Wでの入力に対応しています。
これがどういうことかと言うと、 空っぽの状態からでも、わずか40分強で満タンになるということです。
朝起きて「やばい、充電し忘れた!」と気づいても、 シャワーを浴びてコーヒーを飲んでいる間に、もう充電が終わっています。 この「リカバリーの速さ」こそが、最強のモバイルバッテリーの証です。
デメリット:この「重さ」と「価格」を愛せるか
【このセクションのまとめ】
- 重さは約680g。500mlペットボトルよりズッシリくる「鉄アレイ」。
- 価格は約2.5万円。一般人には理解されないが、所有欲は満たされる。
- 指紋が目立つので、愛でるためのクロスは必須。
もちろん、完璧なガジェットなど存在しません。 このShargeek 170にも、明確な「人を選ぶポイント」があります。
まず、重い。 スペック上は約680gですが、中身が詰まっているせいか、体感では「レンガ」です。 500mlのペットボトルを持ち歩くよりも、はるかにズッシリとした存在感があります。
カバンに入れると、重心が確実に変わります。 「軽さは正義」というミニマリストには、正直おすすめしません。 しかし、我々にとっては、この重さすら「エネルギーの凝縮感」として心地よく感じるはずです。
次に、値段が高い。 モバイルバッテリーに約2.5万円。 普通の感覚なら「高すぎる」と一蹴されるでしょう。
しかし、考えてみてください。 カフェでこれを取り出した時の優越感。 デスクに置いた時のオブジェとしての美しさ。 そして何より、「自分は今、最高のガジェットを使っている」という高揚感。
その「体験」に金を払うと思えば、決して高くはないはずです。 所有する満足感は、間違いなくプライスレスですから。
あと、スケルトンボディなので指紋はめちゃくちゃ目立ちます。 私は常にマイクロファイバークロスを持ち歩き、愛車を磨くようにこのバッテリーを磨いています。 「手間がかかる子ほど可愛い」。そう思える人だけが、このバッテリーを持つ資格があります。
まとめ:ただ電気を持ち運ぶだけの道具ではない
【このセクションのまとめ】
- 充電という作業が「エンターテイメント」に変わる唯一無二の体験。
- カバンの中に「未来」を忍ばせたいなら、これ一択。
- Shargeek 170は、あなたのデスクをサイバーパンクな基地に変える。
たかがモバイルバッテリー、されどモバイルバッテリー。 毎日持ち歩くものだからこそ、心が躍るものを選びたい。
Shargeek 170は、単にスマホの電池切れを防ぐ道具ではありません。 退屈な日常の中に、少しだけSF映画のような非日常をもたらしてくれる、 「未来を持ち運ぶガジェット」です。
カフェのテーブルで、薄暗い機内で、ホテルのベッドサイドで。 この透明なボディの中でネオンのような光が脈動するのを見るたび、あなたはきっと思うはずです。
「ああ、買ってよかった」と。
ROG Ally XやMacBook Proという「武器」を持つすべてのサイバーパンク野郎たちへ。 あなたの装備スロット、一つ空いてませんか?
※Amazonのみの在庫です。



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