あなたのキッチンにある製氷機を、今すぐ開けてみてください。
そこにあるのは、白く濁った、どこか「安っぽい」氷ではないでしょうか。
せっかく奮発した山崎や白州も、あの氷を入れた瞬間に「コンビニのハイボール」と同じ土俵に落ちます。
結論から言います。
氷を変えれば、あなたの自宅は「オーセンティックバー」に変わります。
今回ご紹介するのは、ドウシシャ 大人の透明氷(DCI-19)。
この製氷器ひとつで、バーカウンターで見るあの透き通った丸氷が、自宅で量産できるようになります。
なぜ、家の氷は「白く濁る」のか?
【このセクションのまとめ】
- 急速冷凍が「白さ」の原因。空気と不純物が閉じ込められる。
- ゆっくり一方向から凍らせる「指向性凍結」が透明氷の秘密。
- 大人の透明氷は、この物理現象を家庭で再現するガジェット。
冷蔵庫の氷が白い理由、考えたことはありますか?
答えは「凍るスピードが速すぎる」から。
水には微量の空気(気泡)とミネラルが溶け込んでいます。
急速に凍ると、これらが逃げ場を失い、氷の中に閉じ込められます。
これが、あの白いモヤモヤの正体です。
では、バーの氷はなぜ透明なのか?
答えは「指向性凍結」という物理現象にあります。
自然界を思い出してください。
湖の氷や、軒先のツララ。どれも驚くほど透明ですよね。
これは、一方向からゆっくりと凍ることで、不純物や気泡が「まだ凍っていない水」の方へ押し出されるから。
大人の透明氷は、この自然現象を断熱材で再現します。
型の周囲を断熱材で覆い、上部だけを冷気にさらす。
すると、上から下へ向かってゆっくりと凍っていき、不純物はすべて下へ追いやられます。
取り出すのは上部の純度100%の透明層だけ。
これが、バーと同じ透明氷が家でできるメカニズムです。
「丸氷」であることに、科学的な意味がある
【このセクションのまとめ】
- 球体は同体積で最も表面積が小さい=溶けにくい。
- 溶けにくいからお酒が薄まらない。ロック派の救世主。
- グラスの中でカランと回る美しさ。見ているだけで酒が進む。
「丸い氷は見た目がいいだけでしょ?」
そう思っていた時期が、私にもありました。
しかし、丸氷には物理的な必然性があります。
球体は、同じ体積の中で最も表面積が小さい形状です。
氷が溶けるのは、お酒と触れている表面から。
つまり、表面積が小さい=溶けるスピードが物理的に遅いのです。
四角い氷と丸氷を同じグラスに入れて比べてみてください。
明らかに丸氷の方が長持ちします。
溶けにくいということは、お酒が水っぽく薄まらないということ。
ウイスキーロックをゆっくりちびちび飲む派には、これ以上ない最適解です。
そして何より、美しい。
琥珀色のウイスキーの中で、完璧な球体がゆっくりと回転する。
「カラン」と澄んだ音を立てて、グラスの壁に触れる。
これだけで、晩酌の満足度が3割増しになります。
見ているだけで酒が進む。これは冗談ではなく、本当にそうなります。
作る「過程」そのものが、エンターテインメント
【このセクションのまとめ】
- 凍るまでに約16時間。待つ時間を楽しむスローライフガジェット。
- 型から取り出す瞬間は「発掘作業」のようなワクワク感。
- その透明度に、毎回感動する。これは氷ではなく、宝石。
正直に言います。
この製氷器は「待てない人」には向いていません。
透明な丸氷を作るには、約16時間かかります。
しかし私は、この「待つ時間」こそが醍醐味だと思っています。
金曜日の朝にセットしておけば、仕事から帰る頃にはちょうど完成。
週末のためだけに氷を仕込む。
この儀式感が、晩酌を「イベント」に変えてくれます。
そして、型から外すとき。
まるで遺跡から宝物を発掘するようなワクワク感があります。
断熱ケースを開け、型を分解し、丸氷を取り出す。
その瞬間、あまりの透明度に息を呑みます。
これは氷ではありません。宝石です。
向こう側が完全に透けて見える、純度100%のクリスタル。
毎回「今回もちゃんとできた」という小さな達成感があります。
この体験が4,000円弱で手に入る。コスパの良すぎる趣味です。
使い方はシンプル。特別な水も不要
【このセクションのまとめ】
- 水道水でOK。特別な水は必要なし。
- 型にセットして冷凍庫に入れるだけ。
- 直径6cmの丸氷が2個同時に作れる。
使い方は拍子抜けするほど簡単です。
シリコン製の球体型に水を入れ、断熱ケースにセット。
そのまま冷凍庫へ。
以上です。
水は水道水で問題ありません。
浄水器を通せばさらに良いですが、必須ではありません。
一度にできるのは直径約6cmの丸氷が2個。
ロックグラスにぴったりのサイズです。
我が家では週末の晩酌用に、平日からストックを貯めています。
できた氷はジップロックに入れて冷凍保存すれば、いつでも使えます。
気になるポイントも正直に
【このセクションのまとめ】
- 冷凍庫のスペースを結構取る。
- 16時間は確かに長い。計画的に作る必要あり。
- 完璧な球体にならないこともある。それも味。
万能なガジェットはありません。
正直に気になる点も共有します。
まず、冷凍庫のスペースを取ります。
断熱ケースがそこそこ大きいので、冷凍庫がパンパンの方は整理が必要です。
また、16時間という時間はやはり長い。
「今夜飲みたい!」と思っても、氷がなければ待つしかありません。
計画的に作る習慣が必要です。
最後に、毎回完璧な球体になるわけではありません。
少し歪んだり、小さな気泡が入ることもあります。
しかし私は、それも手作りの味だと思っています。
バーテンダーがアイスピックで削り出す氷も、ひとつとして同じ形はありません。
自分だけのオリジナル丸氷。それでいいのです。
まとめ:たった4,000円で、一生「最高の氷」が作れる
【このセクションのまとめ】
- 価格以上の価値がある、晩酌クオリティ向上ガジェット。
- 氷を変えるだけで、自宅がバーになる。
- 迷っているなら、今すぐポチってください。
大人の透明氷は、晩酌のクオリティを上げる最短ルートです。
たった4,000円弱の初期投資で、一生「最高の氷」が自宅で作れるようになります。
ランニングコストは水道代だけ。
ウイスキーを1本買う値段の半分で、すべてのウイスキーが美味しくなります。
毎日コンビニで高いロックアイスを買っている方。
白く濁った氷に「まぁいいか」と妥協している方。
今日、その妥協を終わりにしませんか。
透明な丸氷がグラスの中で回る光景を見たら、もう二度と冷蔵庫の氷には戻れません。
あなたの晩酌を、「オーセンティックバー」にアップグレードしましょう。



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