【レビュー】トラックボールの最高傑作「Kensington SlimBlade Pro」が、あなたの手首を“呪縛”から解き放つ

ガジェット

マウスを動かすために、手首を酷使していませんか?

毎日のデスクワークで、何百回、何千回と繰り返す「手首を振る」動作。 夕方になると手首の奥に走る鈍い痛み。 マウスを持つ手が重だるく感じ、腱鞘炎の影に怯えているなら、今すぐそのマウスを窓から投げ捨ててしまいたい衝動に駆られたことはありませんか?

結論から言います。 腕は1ミリも動かさない。指先だけで世界を操る。 そんな「トラックボール」というジャンルにおいて、長年頂点に君臨し続ける「Kensington SlimBlade Pro」。

これは単なる入力デバイスの枠を超えています。 「操縦する喜び」、「指先と画面が直結する快感」**を教えてくれる、デスク上の芸術品です。

長年トラックボールを愛用し、数多のボールを転がしてきた私が、なぜこれが「最高傑作」と呼ばれるのか。 その理由を、あますことなく語り尽くします。

【このセクションのまとめ】

  • 手首の負担ゼロ: 腕を固定したまま、指先だけでカーソルが広大な画面を飛び回る。
  • 唯一無二のツイストスクロール: ボールを「ひねる」操作が、官能的なまでに気持ちいい。
  • 圧倒的な機能美: 直径55mmの大玉と、デスクに吸い付くような薄型シンメトリーボディ。

SlimBlade Proだけの特権「ツイストスクロール」

このデバイス最大の特徴であり、一度この味を知ってしまったら、二度と他のデバイスには戻れない麻薬的なギミック。 それが「ツイストスクロール」です。

【このセクションのまとめ】

  • 物理的なホイールは存在しない。
  • 直径55mmのボール自身を「横にひねる(Z軸回転させる)」ことでスクロールする。
  • 「カリ、カリ、カリ…」という電子音が、操作のリズムとフィードバックを生む。

普通のマウスや、LogicoolのM575のような親指トラックボールには「スクロールホイール」がついていますよね? 人差し指や親指でちまちまと回す、あのプラスチックの円盤です。

SlimBlade Proには、そんな野暮なホイールはありません。 ではどうやってWebページを読み進めるのか?

「ボールを、水平方向にひねる」のです。

ボールの周りにある銀色のリングを回すのではありません(それはExpertMouseです)。 ボールそのものを、指先でグイッとねじる。 すると、内部のデュアルセンサーが回転軸の変化を検知し、画面が滑らかにスクロールしていきます。 この操作が、変態的かつ合理的すぎて、初めて触った瞬間に鳥肌が立ちました。

病みつきになる「音」と「感触」の演出

ボールをひねると、本体に内蔵されたスピーカーから「カリ、カリ、カリ……」という小さな電子音が鳴ります。 物理的なギアは一切ないのに、あえて電子音で「回している感」を演出しているのです。

この音がまた、高級オーディオのボリュームノブや、精密機械のダイヤルを回しているようなクリッキーな質感を持っています。 意味もなくWebページを上下させたくなります。

長いブログ記事やSNSのタイムラインを、ボールを勢いよく「シュッ」とひねって慣性で飛ばし、目的の場所で「ピタッ」と止める。 この「情報の波を指先一つで完全に制御している感覚」は、他のどのデバイスでも味わえません。

直感的なこのツイスト操作に慣れてしまうと、ちまちまと人差し指を曲げ伸ばししてホイールを回す作業が、ひどく原始的で退屈なものに感じてしまうはずです。

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トラックボールは親指操作のモデルよりも中指操作のモデルのほうが緻密な操作ができ、手に負担をかけないとプロフェッショナルトラックボールユーザーやエルゴノミストにより推奨されています。同時に、ワイヤレス接続がデスク回りをすっきりとさせるために選ばれている接続方式です。KensingtonのSlimBlade™ Pro トラ...
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直径55mmの「大玉」がもたらす物理法則

SlimBlade Proの象徴とも言える、直径55mmの巨大なボール。 一般的な親指操作タイプのトラックボール(M575など)が34mm程度なので、その体積差と存在感は圧倒的です。

【このセクションのまとめ】

  • 慣性が働く: 重みのあるボールを弾けば、カーソルが慣性でどこまでも飛んでいく。
  • 精密な微調整: 接地面積が広いため、1ドット単位の繊細な操作も容易。
  • 指を選ばない: 人差し指、中指、薬指。その時の気分で使う指を変えられる。

慣性でカーソルを「飛ばす」快感

この大きくずっしりと重たいボールは、まるでビリヤードの球のような美しい光沢と質量感を持っています。 指先で強めに「トンッ」と弾くと、慣性の法則に従ってボールがしばらく「シューーッ」と回り続けます。

この特性が、デュアルモニターやウルトラワイドモニターで真価を発揮します。 画面の左端から右端まで、普通のマウスなら何度も「持ち上げて、戻して」を繰り返さなければならない距離。 SlimBlade Proなら、一瞬です。

シューーーッ……(慣性移動)……ピタッ。

カーソルが生き物のように滑っていく様子は、見ていて惚れ惚れします。 手首を一切動かさず、最小限のカロリーで広大なデスクトップ領域を制圧する。 これこそが、大玉トラックボールを使う最大の醍醐味です。

繊細な作業こそ「大玉」の独壇場

「そんなに大雑把な操作で、細かい作業ができるの?」 そう訝しむ方もいるかもしれません。

実は、ボールが大きいほど、細かい操作は有利になります。 ボールの曲率が緩やかで、指に触れる面積が広いため、「ほんの少しだけ動かす」という微調整が非常にやりやすいのです。

私はこのSlimBlade Proで、Photoshopでの切り抜き作業や、動画編集での細かいタイムライン調整を行っています。 マウス以上にスムーズかつ正確です。 「大きく動かして、ピタッと止める」 この静と動のメリハリが、作業効率を劇的に向上させてくれます。

また、支持球には人工ルビーが採用されており、操球感は極めてスムーズ。 使い込むほどに自分の手脂(スキンオイル)が馴染み、摩擦係数が減って「ヌルヌル」と動くようになる過程も、ガジェット好きにはたまりません。


左右対称と「低重心」エルゴノミクス

SlimBlade Proのデザインは、奇をてらわない完全な左右対称(シンメトリー)です。

【このセクションのまとめ】

  • 左手でも使える: 設定を変えれば、左手デバイスとしても極めて優秀。
  • 極薄ボディ: 手首を反らす必要がなく、自然な形でデスクに手を置ける。
  • パームレスト不要: 筐体そのものがパームレストの役割を果たす一体設計。

手首の負担を消し去る「薄さ」

Kensingtonのもう一つの名機「ExpertMouse」は、傾斜がきつく、専用のリストレストがないと手首が辛いという弱点がありました。

しかし、SlimBlade Proはその名の通り「Slim(薄い)」です。 ボール部分は盛り上がっていますが、手首を置くパームレスト部分はデスクスレスレまで低く設計されています。

手をデスクに置いた、自然な脱力状態。 そのまま指をスッと伸ばすと、そこにボールがある。 手首に無理な角度がつかないため、別途リストレストを用意する必要が一切ありません。

ただ手を添えるだけ。 それだけで、何時間でも作業を続けられる「無重力感」が得られます。 まるで、手がデバイスと一体化したような感覚。これに慣れると、高さのあるマウスを握った瞬間に「手首が窮屈だ」と感じるようになってしまいます。

4ボタン×同時押し=「8ボタン」の魔術

物理ボタンは4つですが、専用ソフト「KensingtonWorks」を使えば、同時押し(コーディング)にも機能を割り当てられます。 「左上+左下」同時押しでブラウザバック、「右上+右下」でミュート、といった具合です。

左右対称なので、左利きの方はもちろん、「右手はマウス、左手はSlimBlade Pro」という二刀流環境も構築可能。 動画編集時のジョグダイヤルとして、あるいは左手が疲れた時のリリーフとして、最強のサブウェポンにもなり得ます。


接続とバッテリー周りの進化

長らく有線モデルのみだったSlimBladeが、「Pro」の名を冠して進化した最大のポイント。 それが無線接続と内蔵バッテリーへの対応です。

【このセクションのまとめ】

  • 3種の接続: Bluetooth、2.4GHz(ドングル)、有線USB-Cの3way接続。
  • 充電式バッテリー: 煩わしい乾電池交換からの解放。
  • USB-C充電: 充電しながらでも有線マウスとして使用可能。

以前のSlimBladeは美しい筐体から伸びる太い布ケーブルが、美観を損ねたり、取り回しの邪魔になることがありました。 Proになり、完全ワイヤレス化。 デスクの上に、ただ美しいオブジェのようなコントローラーだけが鎮座する。このミニマリズムこそ、我々が求めていた景色です。

バッテリー持ちも優秀で、一度充電すれば数ヶ月は持ちます(仕様上は約4ヶ月)。 万が一、作業中に充電が切れても大丈夫。 USB-Cケーブルを挿せば、即座に有線マウスとして認識され、充電しながら作業を続行できます。 「電池切れで仕事が止まる」というストレスは、もはや過去のものです。


まとめ:1.7万円で「手首の寿命」を買う

正直、たかがマウス(トラックボール)に17,000円〜19,000円という価格は、正気の沙汰ではないと感じるかもしれません。 しかし、想像してみてください。

これで、今後数年間の「手首の痛み」と「肩こり」から解放されるとしたら? 毎日のPC作業が、「苦痛」から「操縦する楽しみ」に変わるとしたら?

整体に数回通えば消えてしまう金額で、毎日何時間も触れる道具が、美しく高性能なものになる。 そう考えれば、これほどコストパフォーマンスの良い健康投資はありません。

SlimBlade Proはこんな人におすすめ

  • 腱鞘炎の予備軍、または既に手首の痛みに悩んでいる人。
  • 所有欲を満たしてくれる、デザイン性の高いガジェットが好きな人。
  • 他とは違う操作感に「ロマン」を感じる人。

「ボールをひねってスクロールする」 この唯一無二の操作感を、ぜひあなたの指先で体験してください。 そのボールを弾いた瞬間、あなたのデスクワークは「作業」から「クリエイティブな操縦」へと進化するはずです。

デスクワークの最強の相棒として、これほど頼もしく、美しいデバイスはありません。

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